人気漫画のモデル?武蔵野音大について

練馬区にある武蔵野音楽大学

武蔵野音楽大学は東京都練馬区に本部がある私立の音楽大学です。

1929年に福井直秋氏により創立された武蔵野音楽学校を前身とし、1949年日本で初めての音楽大学として認可されました。

現在、

  • 江古田キャンパス(東京都練馬区)
  • 入間キャンパス(埼玉県入間市)
  • パルナソス多摩(東京都多摩市)

に施設を擁しています。

学部は音楽学部のみで、現在7学科に分かれてます。

  • 器楽学科
  • 声楽学科
  • 作曲学科
  • 音楽学学科
  • 音楽教育学科
  • ヴィラトゥオーソ学科
  • 音楽環境運営学科

となっています。

また、大学院は博士前期課程に

  • 器楽専攻
  • 声楽専攻
  • 作曲専攻
  • 音楽学専攻
  • 音楽教育専攻

があり、博士後期課程に音楽専攻があります。

また、別科として

  • 器楽コース
  • 声楽コース
  • 作曲コース
  • 指揮コース

をもうけ、別科の履修期間は1年間です。

武蔵野音大のコンサートホールには定評があり、中でも「ベートヴェンホール」「新モーツァルトホール」「バッハザール」にはパイプオルガンも設置されています。

また、各キャンパスにそれぞれある楽器博物館は、あわせて5000点を超える貴重な資料を所有しており、2006年には東京都から「博物館相当施設」に指定されています。

武蔵野音大のコンサートホール

現在コンサートホールは5つあります。

ベートーヴェンホール

江古田キャンパス。

1960年に日本初の本格的なコンサートホールとして建設されました。

電動化されているオーケストラピットや、オペラも上映できる舞台装置など現在でも根強いファンのいるコンサートホールです。

2017年に改修され、耐震化、バリアフリー化を施しより現代的な施設へと生まれ変わっています。

席数1043。

新モーツァルトホール

500席あった小ホールは、キャンパスの建て替えによりリサイタルホールとして生まれ変わっています。

学生が自由に、使いやすいホールとして切磋琢磨する場として利用しやすいよう設計されました。

移設したパイプオルガンを備えつつも、より現代的な演奏にも対応しうる新しいホールです。

席数100。

バッハザール

120人のオーケストラと200人の大合唱が同時にステージに立つことができる大きな舞台が特徴のホールです。

音楽を聴くにふさわしい音響設計が綿密に施され、内装に木材が使用されているので自然で柔らかな音色を楽しむことができます。

設置されているオルガンはドイツの有名メーカークライス社によるもの席数1202。

ブラームスホール

2017年に新設されたブラームスホールは、永田音響設計の監修によって作られた意欲的なデザインの中ホールです。

吹き抜けになっている空間は開放的な印象の一方、木や石といった自然素材を組み合わせた壁面、音の広がりに合わせたかのような上部へ行くほど広がっているデザインは音楽の新しい可能性をも示しているようです。

1960年からホール、楽器陳列室、大講義室で使用されてきたクリスタル照明が再び設置されています。

席数423。

シューベルトホール

パルソナス多摩にあるシューベルトホールは席数に比べると舞台が大きくなっています。

1.3秒の残響効果は音楽との一体感が楽しめる絶妙な間合いです。

室内オーケストラはもちろんのこと、合唱や講演会にも用途が広がります。

車いす席も含む席数274。

また、武蔵野音大には付属の高等学校や幼稚園、音楽教室があり、創立者の「音楽芸術の研鑽」「人間形成」という教育方針を追求し続けています。

特に「礼儀(Propriety)」「清潔(Purity)」「時間厳守(Punctuality)」を平素の生活の規範とする「3P主義」は一貫してキャンパスに浸透させるべく今日まで受け継がれています。

漫画の舞台になっている

武蔵野音大といえば、アニメ化やドラマ化、映画化もされた「のだめカンタービレ」の「桃ケ丘音楽大学」のモデルにもなった大学です。

ドラマ版では別の大学でロケが行われましたが、音大生のエキストラとしてたくさんの学生が協力していました。

当時は東京近郊の音大生のちょっとした自慢としてよく聞かれたものです。

武蔵野音大出身で有名人といえば、NHKおかあさんといっしょの「うたのお姉さん」です。

第5代目中川順子さんをはじめ、最近では第16代神崎ゆうこお姉さん、第17代茂森あゆみお姉さん、第18代つのだりょうこお姉さんと3代つづけてうたのお姉さんを輩出しました。

芸能界で活躍する俳優や女優のほか、アナウンサーとしても多くの方々が武蔵野音大出身者です。

もちろん、プロの演奏家として現在活躍中の方も大勢いらっしゃいます。

一般入試では演奏学科として共通科目である「ソルフェージュ」「楽典」「国語」「英語」「面接」とコース別でそれぞれの専攻実技+副科ピアノが課題となっています。

また、音楽総合学科は1年次からより専門性の高い学修に取り組めるよう履修プログラムが2017年から変更されているので注意が必要です。

そのほか指定校推薦もあるので武蔵野音大を目指す場合は早めに入試概要を手に入れるようにするとよいでしょう。