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電子ブレーカーの特徴について

1.電子ブレーカーって何?

電子ブレーカーというのを聞いたことがあるでしょうか。
ブレーカーとは、一定以上の電気が流れた際に設備の破損、漏電や火災などを防ぐために電気を自動的に遮断する装置のことです。

もちろん一般家庭にも備え付けられています。
通常のブレーカーは電子式のものではなく、機械式のものが使われています。

機械式ブレーカーにおいては、原理的にいって、ある時点における電気を検知することしかできません。
例えば、20アンペアを超えると作動するブレーカーでは、10アンペアや20アンペアの電流であれば何時間流れ続けていようと作動しませんが、21アンペアの電流が流れれば一瞬でも作動して電気を止めてしまいます。

厳密には一瞬という言い方は正確ではなく、機会が作動するまでに数秒から十数秒程度はその電流が続く必要がありますが、実際問題としては一瞬と考えてもさほど大きな間違いではありません。

2.一般的な電気の使われ方について

ここで、家庭やオフィス、工場などでの一般的な電気の使われ方がどうなっているのかを考えてみましょう。
一般的に、24時間365日ほとんど同じくらいの電流が常に継続して使われるというようなケースはありません。

家庭のケースで言えば、例えば冷蔵庫のように24時間365日作動し続けているものもありますし、照明器具やテレビのように24時間ではないにしてもある程度の時間継続して使われているものもあり、また電子レンジやオーブントースターのように短時間だけ使われるものもあります。

全体としてみると消費量には波があることになります。
これはオフィスや工場でも似たようなものです。

ところが、機械式ブレーカーを導入している場合、波があろうがとにかく使われる可能性のある最大の電流にまで対応できることが望ましいことは言うまでもありません。
でないと頻繁にブレーカーが作動し、不便をかこつことになります。

波の低いところでは10アンペア、真ん中くらいでは20アンペア、ピークのところでは30アンペアであったとして、では平均をとって20アンペアで作動するブレーカーで良いですねというわけにはいきません。

それではピークの電流を使用したときには確実にブレーカーが作動し、停電してしまうことになります。
この場合、30アンペアのブレーカーを設置しなければ快適とは言えないでしょう。

3.ピークの30アンペアを使っているのはごく短時間に過ぎない

これは説明するまでもなく当たり前のように思えるかもしれませんが、本当にこれが必要なのでしょうか。
確かに、30アンペアのブレーカーを設置すれば最も安全であるのは間違いありません。

ですが、波という表現でも分かるように、ピークの30アンペアを使っているのはごく短時間に過ぎないことが普通です。
全体から見るとごく短時間に過ぎないピーク時のためだけに30アンペアのブレーカーを設置する必要が本当にあるのでしょうか。

電気設備の側面からいうと、この必要は実はありません。
例えば、25A以上の電流が継続して流れている時間の長さを測ってみたところ、せいぜい30分しかなかったとします。

そして、設備的には、最長でも30分間なのであれば実は問題はなく、25アンペアの契約にすることで全く問題ないということも珍しいことではありません。

どうしてこのようなことを考えるのかといえば、率直に言って電気料金が安くなるからです。
電気料金は、使用した電力量ももちろん関係しますが、契約アンペア数、言い換えればブレーカーが作動するアンペア数にも応じて決まるからです。

では25アンペアのブレーカーを設置すれば問題は解決かというとそうはいきません。
最長30分間はその電流が流れるのですから、25アンペアのブレーカーではやはり途中で作動して停電になってしまいます。

機械式ブレーカーはその時点での電流を検知することしかできないというのが根本的なネックであり、過去30分にわたっての電流がどうであったかなどというような記憶装置、判断装置を備えていないからです。

4.電子ブレーカーは一種のコンピューターを内蔵したブレーカー

これでだいたいの話が見えてきたでしょう。
電子ブレーカーという電子的な装置では、その時点での電流を検知することだけではなく、どの時点でどれくらいの電流が流れていたのかという情報を記憶、解析して判断することができます。

いわば一種のコンピューターを内蔵したブレーカーということです。
電子ブレーカーであれば、例えば、25アンペアを超えて30アンペアまでの電流であれば、30分以内までは作動しなくて良い、ただし30分を超えれば危険なので作動させるようにするといったプログラムが可能です。

この方法により、ごく短時間しか発生しないピーク時の電気に合わせてアンペア数を契約し、結果として高額な電気料金を支払う必要がなくなるというのが電子ブレーカーの最大の魅力になるとネオコーポレーションは強く言及しています。

電気設備の状況にあわせて、平均的にどれくらいの電気を使用するか、ピーク時にはどれくらいの時間にわたってどれくらいの電気を使用するかできめ細かく設定することができるからです。

引用元:ネオコーポレーション